マリーヌ・メルセ
ランブイエの森で親しんだ花の香りを原点に、舞台芸術からも着想を得るフランスの調香師。フィルメニッヒの調香学校で研鑽を積んだ。
マリーヌ・メルセについて
マリーヌ・メルセは、フランスのランブイエ近郊で育った調香師。幼いころに森で出会ったスズランの香りが、香水への関心につながった。自然の記憶に加え、歌や演劇、ダンスなど、感情を人に伝える表現活動も創作の背景にある。
経歴
化学を学んだ後、2012年にISIPCAへ進んだ。オランダの香料会社で経験を積み、2019年にフィルメニッヒの調香学校に入学。ロンドン、ニューヨーク、パリで学び、マーティン・コー、ガブリエラ・チェラリウ、マリー・サラマーニュ、ブリュノ・ジョヴァノヴィッチらの指導を受けた。異なる都市と指導者のもとで、香りを組み立てる経験を重ねている。
創作スタイルと哲学
香りによって驚きや感動が生まれる瞬間を大切にする。母と魔法を披露した経験や舞台への関心も、見る人・嗅ぐ人の反応を考える手がかりになっている。メゾン マティンでは、海辺を思わせる明るさから夜の空気まで、題材の異なる作品に参加している。
代表作
- 『ウク パチャ』— メゾン マティン、2025年。潮風とココナツ、花々を組み合わせた作品。
- 『シフミ』— メゾン マティン、2025年。フローリアン・ガロとの共作。柑橘と水の印象から始まる。



