マリー・サラマーニュ
パリ生まれのdsm-firmenichマスター調香師。素材を色彩のように捉え、明暗や質感の対比から感情を動かす構成を作ります。
France
マリー・サラマーニュについて
Marie Salamagne(マリー・サラマーニュ)は、パリ生まれのdsm-firmenichマスター調香師です。香料を絵具、処方を一枚の絵のように捉え、色、質感、明暗の対比から記憶に残る香りを組み立てます。
経歴
医師の家庭に育ち、当初は医学を学んだのち化学へ転じ、ISIPCAとの出会いをきっかけに調香へ進みました。グラースの香料会社で天然原料に近い仕事を経験し、2001年に現在のdsm-firmenichへ入社。オリヴィエ・クレスプを含む先輩調香師のもとで研鑽を積み、2026年にマスター調香師へ任命されています。
創作スタイルと哲学
本人は、良い香りをプルーストのマドレーヌになぞらえ、制御しきれない感情や記憶を呼び起こす力を重視しています。素材、トップ、ベース、全体像を別々のノートに書き留め、色彩同士が響き合う絵画のように、対立する要素から調和を探る制作方法です。
代表作
- 『Aqua Allegoria Mandarine Basilic』— 柑橘とハーブの明るい対比
- 『Beach Walk』— 肌、潮気、陽光の記憶を扱う作品
- 『By the Fireplace』— 煙と甘さを温度差として描いた作品
- 『Soie Malaquais』— 絹の質感をカカオやローズで表した作品















