カリーヌ・ヴァンション・スペナー

Robertetのフランス人シニア調香師。ノルマンディーの菓子と果樹園の記憶を背景に、天然の花、根、樹脂を豊かな質感へ育てます。

France

Karine Vinchon Spehner

カリーヌ・ヴァンション・スペナーについて

カリーヌ・ヴァンション・スペナーは、天然素材が持つ生命感を、深く包容力のある構造へ広げるRobertetのフランス人シニア調香師です。ノルマンディーの菓子店とリンゴ園で育った匂いの記憶が、食感と自然を結ぶ原点になりました。

経歴

祖父の菓子店で焼き上がるマドレーヌの匂いに親しみ、ヴェルサイユのISIPCAで調香を学びました。卒業後Robertetへ入り、ミシェル・アルメラックのもとで実務と素材の見方を習得。その後も同社でファインフレグランス、パーソナルケア、ホームフレグランスを横断し、シニア調香師として活動しています。

創作スタイルと哲学

天然のローズ、パチョリ、ベチバー、樹脂を写実的に見せるだけでなく、密度、色、表面の粗さまで大きく引き出します。芸術や手仕事からも着想を得て、流行を追うより新しい流れを作ることを目指します。若い調香師には、技術と同じくらい粘り強さ、好奇心、謙虚さが必要だと伝えています。

代表作

  • 『Au Pied du Rosier』— ローズの花弁、茎、土を一株の生命感へした作品。

手がけた香水