ジャン=クロード・ジゴド
フランスの調香師。香料会社ド・レールで化学者として出発し、のちにメゾン アンサンで『キュイール エリンディル』などを手がけた。
ジャン=クロード・ジゴドについて
フランスの調香師です。香料会社の研究室から歩みを始め、のちに独立系のニッチブランドへ活躍の場を広げました。後年の仕事には、メゾン アンサンのための一連の香りがあります。
経歴
香料会社ド・レールに化学者として入り、エドガール・ド・レールとモニク・シュリエンジェのもとで調香を学びました。スイスのジボダンでは、ジャン=クロード・エレナらと共同の処方研究に取り組みます。1970年代にローティエ・フィスでの仕事を通じてジャン・ラポルトと出会い、1988年にラポルトが興したメートル・パルフュムール・エ・ガンティエでも協力を続けたほか、1990年代にSentaromatiqueを設立し、メゾン アンサンやオ・ペイ・ド・ラ・フルール・ドランジェの香りも手がけました。
創作スタイルと哲学
メゾン アンサンの作品には、明るさと暗さを対比させる構成がよく表れています。レザーを主題にした作品では、はじけるようなマンダリンやベルガモットに、インセンスやムスク、レザーの暗い香りを重ねています。イチジクを主題にした作品にも同じく、トンキンムスクやシベット、カストリウムを思わせるアコードが使われ、天然香料に動物的な温もりを添えています。
代表作
- 『キュイール エリンディル』— 正反対のものが引き合う「二面性」をテーマにしたレザーの香り
- 『フィグ エレイ』— イチジクやグリーン、柑橘から、チュベローズやシダー、サンダルウッドへ。未踏の森を思わせる香り
- 『ネロリ アニマリス』— 柑橘に始まり、ネロリを中心に、グレーアンバーのアコードと動物的な余韻へ移っていく、明暗のある香り