小林宏信

J-Scentの調香を手がける日本人調香師。和菓子、お茶、肌など日本的な主題を、静かで触覚的な香りへ変えます。

Japan

Hironobu Kobayashi

小林宏信について

小林宏信は、日本の香水ブランドJ-Scentの調香を手がける調香師です。和菓子、お茶、石鹸、肌、街の風景といった日本に根ざす題材を、観光的な記号ではなく、現代の生活でまとえられる香りへ変えています。

経歴

人物としての詳しい学習歴や所属の変遷は広く語られていませんが、J-Scentの多数の作品を通じて、日本の嗅覚記憶をファインフレグランスに置き換えてきました。『和肌』から『ほうじ茶』『沈香』まで、ある文化的な名前を実際に着用できる質感へ変える幅を示しています。

創作スタイルと哲学

モチーフをそのまま再現するのではなく、肌触りや空気として組み直すのが特徴です。『和肌』では梨、米粉を思わせる柔らかさ、ムスクとサンダルウッドを近い距離にまとめ、日本的な奥ゆかしさを抽象論ではなく触覚として伝えます。

代表作

  • 『和肌』— 梨、米粉のような粉感、ムスクで肌に近い柔らかさを描いた作品。
  • 『ほうじ茶』— 焙煎の香ばしさとお茶の渋みを、落ち着いた日常の空気へ変えた香り。
  • 『沈香』— 樹脂を帯びた木の深さを、過度に重くしない和のウッディ。

手がけた香水