ガブリエラ・ケラリウ

ルーマニア出身でニューヨークを拠点とするdsm-firmenich調香師。薬学と自然の記憶を、鮮やかで多面的な素材表現へ結びます。

ガブリエラ・ケラリウ

ガブリエラ・ケラリウについて

ガブリエラ・ケラリウは、ルーマニアの季節の記憶を現代のファインフレグランスへつなぐdsm-firmenichの調香師です。雪解けと新芽、湿った土、菩提樹、青いトマトの葉が、月や季節を知るための最初の嗅覚言語でした。

経歴

薬剤師を志して大学で薬学を学び、最終学年に香料化学品の研究室で働いたことから調香へ関心を移しました。グラース訪問を経て進路を定め、2000年に米国へ移住。調香師のラボアシスタントから訓練を始め、2015年にかつての指導者オノリーヌ・ブランとともにFirmenichの調香師となり、現在はニューヨークでプリンシパル調香師を務めます。

創作スタイルと哲学

祖母の庭で学んだ植物への注意を保ち、果実、花、葉が持つ矛盾した面を一つの素材の中から引き出します。黒すぐりの芽のような、瑞々しさと野性、明るさと暗さを併せ持つ原料に惹かれます。創作は孤立して起こらないと考え、調香師、開発者、ブランドとの信頼関係を作品の重要な一部としています。

代表作

  • 『チェイシング サンセッツ』— 柑橘、花、アンバーを移ろう夕日の感情へした共同制作。

手がけた香水