ファブリス・オリヴィエリ

フランスの調香師で、自身の創作スタジオ、パルフュモロジーを主宰しています。気分や記憶を香りで表し、ティーナなどを手がけています。

France

ファブリス・オリヴィエリのポートレート

ファブリス・オリヴィエリについて

フランスの調香師です。自身の創作スタジオパルフュモロジー(旧トレンズラボ)を主宰し、「鼻だけでなく頭でもつくる」と語る姿勢で、独立系ブランドの香りを手がけています。

経歴

リキュール製造者の息子として育ち、フルーツシロップ工場の床が遊び場だったという幼少期を経て、ファッションとクリエイションの修士号を取得。その後、自分を最も惹きつけるのが芸術と香水であると気づきます。モニーク・シュリンジェとの出会いが転機となり、長い修業のなかで原料と名香の処方を学びました。高砂香料のマーケティング部門で調香師と日々協働し、IFF、続いてクエスト・インターナショナルでクリストファー・シェルドレイクのアシスタントとして技術を磨いたのち、2005年に独立して自身のスタジオを立ち上げています。

創作スタイルと哲学

気分や心に浮かんだ景色、記憶を、直感を頼りに香りで表していきます。自らをフィレンツェの薬草僧の精神的末裔になぞらえ、植物が持つ香りと、そこから広がるイメージの両方に目を向けます。美しさや快楽性の先に、作品ごとに「ほんの少し魂を加える」ことを大切にしています。2012年にはフランス文化・コミュニケーション省が開催した香水創作者を讃える展覧会「Le Ministère est au parfum」で作品が紹介されました。

代表作

  • 『ティーナ』(2022年)— サンダルウッド、ラベンダー、ヘーゼルナッツ、バルサム類が織りなす一本
  • 『アンダーグリーン ホワイト』(2011年)— ココナッツ、ミント、白い花々による清澄な構成
  • 『アンダーグリーン ゴールド』(2012年)— シトラスとジンジャーからインセンスとアンバーへ移ろう香り

手がけた香水