ファビオ・ルイージ
指揮者としての活動と並行して調香に取り組み、FL PARFUMSを展開。音や香りを組み合わせる感覚を創作へつなげています。
ファビオ・ルイージについて
ファビオ・ルイージは、イタリア・ジェノヴァ出身の指揮者であり、香水を制作する調香家です。自身のブランドFL PARFUMSを通じて作品を発表し、音楽と香りという二つの表現に取り組んでいます。音を組み合わせて響きを作ることと、芳香素材を組み合わせることを、つながりのある創作として捉えています。
経歴
香水づくりは友人のための制作から始まり、経験を積みながら自身の作品を発表するようになりました。FL PARFUMSの拠点はスイスのマイレン。指揮の仕事で各地を訪れる一方、香りの処方を考え、素材を調合する仕事も自ら行っています。2026年にはラニュイ パルファンのために、クラシック音楽を題材とする香水を手がけました。
創作スタイルと哲学
一つの言葉や感情、人物、出来事を出発点に、その印象を香りへ移します。少量ずつ作る仕事を大切にし、調合した素材を寝かせてから仕上げるなど、変化を確かめながら制作します。自身では暗さを含む官能的な香りや、乾いたほろ苦さを好むと語っています。楽曲を扱う際にも、音楽の情景だけでなく、構造や感情の動きが香りの発想につながっています。
代表作
- 『7つの封印の書』:2026年のラニュイ パルファン作品。ハーブから花、木の余韻へ展開するフゼア調。
- 『グレの歌』:同年発表の作品。柑橘から木々へ移り、ウードとローズの深みを描きます。

