エミリー・ブージュ
グラースの調香一家に生まれ、国際経験を重ねた高砂香料の調香師。天然素材と物語性を精密な構成で結びます。
France
エミリー・ブージュについて
エミリー・ブージュは、グラースで二世紀にわたり香水づくりに関わってきた家系に生まれたフランスの調香師です。受け継いだ記憶を守るだけでなく、異なる土地で得た素材感覚と現代の技術を重ね、自分の表現へ育てています。
経歴
ニースで化学を学び、1996年にISIPCAへ進学。天然香料を扱う環境でキャリアを始めた後、アジアや中東を含む国際的な市場で経験を積み、Robertetを経て2025年に高砂香料へシニアパフューマーとして加わりました。家族の香水史を現代へつなぐBrécourtの創作にも深く関わっています。
創作スタイルと哲学
素材を単なるノートとして並べず、感情や記憶を運ぶ「物語の単位」として扱うのが特徴です。天然素材の質感を生かしつつ、複数の側面を細かく作り、その配合を調整して全体の感情を立ち上げます。東西の市場で培った幅広いパレットと、実現可能性まで見通す技術が、豊かさと読みやすさの両立を支えています。
代表作
- 『イドラ フィグ』— イチジクの青さと海辺の透明感を重ねた作品。
- 『ティー トニック エクストレ ド パルファム』— 茶の透明感を、花や煙の質感で深めた作品。







