エリーズ・ベナ
南フランスの海と植物に育まれたdsm-firmenichの調香師。香りを写真のような像として捉え、繊細さの中に意外な焦点を置きます。
エリーズ・ベナについて
エリーズ・ベナは、地中海の光と植物の記憶を視覚的な香りへ変えるdsm-firmenichの調香師です。海、塩、マキと呼ばれる低木地、ミルテに囲まれた南フランスで育った感覚が、作品の空気を支えています。
経歴
化学を学ぶ中で最初の嗅覚訓練を受け、匂いを素材として構成できることに強い衝撃を受けました。そこから調香師を志し、Firmenichのチームへ参加。若い頃から各地を旅して得た風景と文化の記憶を、研究環境で培った素材知識と結びつけています。
創作スタイルと哲学
香りを写真に近いものとして捉え、広い風景全体を説明するより、光が当たる一点や不意に残る色を選び取ります。透明な花、潮気、青い葉、柔らかな木を繊細に重ねながら、予想を少し外す素材で像を鮮明にします。軽さの中にも感情の焦点が残る構成が特徴です。
代表作
- 『チェイシング サンセッツ』— 柑橘、花、アンバーを夕暮れの残像へした共同制作。



