ダリア・イゼム

ジボダンの調香師。地中海の食文化や家族の記憶を着想に、花とスパイスを重ね、暮らしに寄り添う香りを作っています。

ダリア・イゼム。ラ・クロズリー・デ・パルファンの記名インタビュー写真

ダリア・イゼムについて

ダリア・イゼムは、ジボダンで香水作りに携わる調香師です。北アフリカと中東につながる家族の文化や、地中海の暮らしに親しんだ経験を、花やスパイスの香りへ結びつけています。

経歴

幼い頃から香りとスパイスに囲まれ、オレンジブロッサム、カルダモン、コーヒー、地中海の夏の匂いに心を動かされてきました。材料を混ぜることを仕事にする調香師の存在を知り、香りと記憶のつながりを創作へ生かす道を選びます。複数の大陸で暮らし、5つの言語を話す経験を通して、異なる文化から香りの発想を受け取っています。

創作スタイルと哲学

祖母のスパイス料理や地中海の食文化が、大切な着想源です。シナモンには包み込むような温かさを感じ、バラや樹脂と重ねて豊かな表情を引き出します。素材を組み合わせて物語や記憶を呼び起こし、誰かの肌と生活の一部になる香りを作ることに喜びを見いだしています。

代表作

  • 『アイリス ポルセラーナ』:エクス ニヒロの作品。フランスの磁器作りを着想に、アイリスの滑らかさへバラと木、ムスクを合わせています。
  • 『ローズ カネル』:ラ・クロズリー・デ・パルファンの作品。シナモンでバラを包み、サフラン、樹脂、木の温かい陰影を重ねています。

手がけた香水