ブノワ・ラプーザ
音楽と海の記憶を持つフランス人調香師。樹脂の温度、食材の官能、潮風の開放感を、均衡の取れた豊かな構成へ導きます。
France
ブノワ・ラプーザについて
ブノワ・ラプーザは、音楽、料理、航海を香りの構造へ結びつけるフランス人調香師です。チェロの弓へ塗る松脂の温かく甘い匂いと、ノルマンディーの海は、幼少期から続く感覚の基準になりました。
経歴
音楽院でチェロを学びながら調香師を志し、卒業後にピエール・ブルドンの弟子となりました。1986年にTakasagoへ入り、Questを経て1993年には師とFragrance Resourcesを設立。2014年にdromのパリ・ファインフレグランスチームへ移り、その後も国際的な香料会社で制作を続けています。
創作スタイルと哲学
音楽の和声のように、甘さ、樹脂、花、スパイスを重ねながら、海を思わせる広さと風通しを残します。旅先の人や食文化、夜の花と潮が混ざる空気を記憶し、料理人との対話からも素材の順序や温度を学びます。豊かさと清涼感を対立させず、長く残る感情の均衡へまとめるのが特徴です。
代表作
- 『エンジェルズ シェア』— コニャック、樽、シナモンの温度を濃密な余韻へした作品。


