ヤクバター
ヒマラヤ高地で暮らすヤクの乳と乳脂肪の香りに着想を得た、クリーミーで動物的なアコード。乳のまろやかさと野生的な温もりをフレグランスに加える。
アニマリック
ヤクバターについて
ヤクバターは、ヒマラヤやチベット高原で親しまれるヤクの乳から作るバターの香りに着想を得た、香水のアコードです。乳製品の濃厚さやわずかな酸味を、食べ物の甘さとは違う温もりとして捉えます。香水では、この食品そのものをアルコールに溶かして使うわけではなく、ミルクやバター、動物的な温もりを思わせる印象を複数の香料で再構成しています。
香りの特徴
香りの中心は、**クリーミーで動物的な温もり**です。乳のまろやかさと脂のコクに、乾いた干し草や焚き火を思わせるニュアンスが重なり、どこか野生的で素朴な印象を与えます。甘いバニラ系のミルクとは異なり、酸味や獣っぽさを含んだ奥行きのある香りで、高地の冷たい空気を背景にした厚みを感じさせます。
香水での使われ方
ヤクバターのアコードは、おもにベースノートとして使われ、グルマン系やウッディ系、インセンス系のフレグランスに動物的な厚みを加えます。ムスクや干し草、シダーやサンダルウッドと組み合わせると、遊牧民の暮らしや高地の情景を思わせる、温かく野性味のある雰囲気に仕上がります。
