バレリアン

バレリアンの根や地下茎から得られる精油。土や根を思わせるウッディに、樹脂の温かさとムスクのような濃さが重なります。

ウッディ

Valerian

バレリアンについて

バレリアンは、芳香を持つ根や地下茎から精油を得る植物です。香料として流通する代表的なものにValeriana officinalisの根を水蒸気蒸留した精油があります。可憐な花の見た目とは異なる、濃く個性的な香りを持ちます。

香りの特徴

土や乾いた根、木を思わせる香りに、樹脂のような温かさとムスクを思わせる深みが重なります。立ち上がりにはグリーンや樟脳のような爽やかさもあり、時間とともに重い表情が見えてきます。明るい花の甘さとは違う、根の存在感が特徴です。

香水での使われ方

ウッディやアーシーな香りに奥行きを与え、ベースの落ち着いた印象を支えます。パチュリや苔、木の香りと合わせれば、乾いた地面や根の深さを感じさせる組み立てにつながります。濃い個性があるため、周囲の香料とのバランスによって印象が大きく変わります。

豆知識

香水に用いるのは、花の華やかさを写した香りではなく、主に地下の部分から得られる精油です。植物の見た目と香りの印象が離れている素材の一つです。

このノートを持つ香水