チューリップ

春を告げる球根植物のチューリップから抽出される香料。瑞々しいグリーン感とほのかな甘みが調和し、フレグランスに繊細で春らしい透明感と生命力を加える。

フローラル

Tulip

チューリップについて

チューリップ(Tulipa gesneriana)はユリ科の球根植物で、春の訪れを象徴する花です。実はチューリップの花弁からは精油を直接抽出することが難しく、調香では他の花々やグリーンノートを組み合わせてその香りを再現(アコード)するのが一般的です。

香りの特徴

チューリップの香りは、摘みたての茎を思わせる瑞々しいグリーンと、軽やかなパウダリーさが混ざり合う**清廉なフローラル**です。バラやジャスミンのような濃厚な甘さとは異なり、どこか冷たさと春の陽気を併せ持ったような独特の透明感を放ちます。

香水での使われ方

主にフローラルブーケのミドルノートとして、春らしい軽快さを演出するために用いられます。シトラスやムスクと合わせると、清潔感のある現代的なフレグランスに仕上がります。

豆知識

17世紀のオランダでは「チューリップ・バブル」と呼ばれる熱狂的な投機ブームが起こり、珍しい品種の球根が家一軒分もの価格で取引されたという歴史があるんですよ。

このノートを持つ香水