タチバナ
日本に古くから伝わる柑橘のタチバナを題材にしたノート。明るい柑橘と、白い花や葉の印象を結び付けます。
シトラス
タチバナについて
タチバナは、日本に古くから伝わる柑橘の一つです。香水では、その名が果実の明るさだけでなく、花や葉を思わせる印象にも結び付きます。ノート名だけから、どの部分を用いたか、天然の抽出物を配合したかまでは判断できません。
香りの特徴
柑橘の爽やかな輪郭に、花の柔らかさや葉の青さを連想させる題材です。植物の資料では、揉んだ葉にはマンダリンに似たにおい、果皮にはユズに通じる特徴があると記されています。花、葉、果皮では印象が異なるため、香水の構成と合わせて読むと具体的に捉えられます。
香水での使われ方
ミヤシンマパリの「タチバナ」は、ユズのトップに続く中央のノートとしてタチバナを挙げています。ハイチ産ベチバー、アンバーとムスクが、その明るさを木や温かさへつなぎます。野生の柑橘の花を主題にした作品として、果実の爽快さと花の印象の間に置かれています。
柑橘の名前が指すもの
タチバナの分類には複数の学説があり、植物資料では学名や系統の扱いが一様ではありません。香水で読む際は、分類名を香料の製法へ直結させず、作品が示す花や柑橘の表情に目を向けられます。古くからある植物の名前が、香りの風景を伝える役割も担っています。
