シムロキサン
シムライズが開発した合成のウッディ香料分子。ベチバーや乾いた木材の落ち着きに、ドライフルーツやタバコのニュアンスが重なる複雑なウッディ素材。
ウッディ
シムロキサンについて
シムロキサンは、ドイツの香料メーカーであるシムライズが開発した合成のウッディ香料分子です。化学分類ではエーテルに分類される分子で、アンバーウッディ系に近い落ち着きを持ちながらも、アンブロキサンのようなアンバーグリス系の分子とは系統の異なる素材として扱われます。
香りの特徴
香りはウッディでアロマティックな側面を中心に、**ベチバーや乾いた木材を思わせる落ち着いた質感**が広がります。そこへドライフルーツのような甘く熟れた温かみと、タバコの葉を思わせるかすかなニュアンスが重なります。単調な木の香りではなく、果実と嗜好品の表情が同居する複雑さが特徴で、果実と木をつなぐ、奥行きのある表情を生みます。
香水での使われ方
主にベースノートで使われ、ウッディ、アンバー、ベチバー系のアコードに深みを与えます。ダマセノン系に通じるフローラル・フルーティーな広がりを添えることから、ウッディとフローラルの要素をなじませる役割も担います。シプレーや木を軸にした構成、果実と木を橋渡しするモダンなフレグランスで、全体の輪郭と華やぎを支える素材として使われます。
