月桃
月桃の葉や茎から採れる精油。薬草を思わせる爽やかさに甘みとスパイス感が重なり、香りに南国の植物らしい個性を添えます。
アロマティック
月桃について
月桃はショウガ科の常緑多年草で、学名はAlpinia zerumbetです。沖縄ではサンニンと呼ばれ、台湾や東南アジアにも分布します。芳香を持つ葉や茎を水蒸気蒸留して精油を得ます。
香りの特徴
葉を揉んだときのような青さと、薬草を思わせる清涼感が特徴です。奥には甘みや温かなスパイス感もあり、涼しいだけのハーブとは違う厚みがあります。産地や品種によって、強さや柔らかさにも違いが出ます。
香水での使われ方
トップからミドルでハーバルな輪郭を与え、香り全体に植物の生き生きした印象を加えます。ゼラニウムやオレンジの明るさ、ローズマリーの青さと重ねると、それぞれの表情がつながります。少量でも個性を出しやすい精油です。
豆知識
沖縄のお菓子ムーチーは、月桃の葉に餅を包んで蒸します。食べ物を包む葉の香りとしても、暮らしの中で親しまれてきました。
