シアバター
シアの果実の核から得られる油脂を題材にしたノート。滑らかなコクやクリーミーな質感を、甘い香りに添えます。
グルマン
シアバターについて
シアバターは、シアの木の果実の核から得られる植物性の脂肪です。香水のノート名としては、滑らかなコクやクリーミーな質感を表す題材になります。原料そのものの含有量や製法を示す言葉とは区別して、香りの表現として読むと捉えやすくなります。
香りの特徴
ふっくらした、油脂を思わせる柔らかなコクが中心です。香水では甘い素材と隣り合うことで、軽い砂糖の香りに丸みや厚みを添えます。実物のシアバターは精製の程度によってにおいが変わり、精製品では固有のにおいが弱いものもあります。
香水での使われ方
コーグの「シュガー」では、トップにシアバターを置き、チョコレート、綿菓子とブラックベリーへつなげています。シアバターのコクが、綿菓子の軽さや果実の酸味と対照を作る構成です。バニラやムスクと合わせたグルマンの香りでは、食べ物を思わせる甘さに触感の柔らかさを添える役割が読み取れます。
化粧品の原料と香りのノート
クリームなどで使うシアバターの原料名と、香水のシアバターノートは同じものを保証しません。香りの構成に名前があっても、油脂そのものを香水に配合したと断定はできません。素材の呼び名が、においだけでなく手触りの連想にもつながる一例です。
