酒粕

日本酒を搾ったあとに残る酒粕を題材にした香料です。発酵由来の果実感とまろやかな甘さが、柔らかな余韻を作ります。

フルーティ

Sake Lees

酒粕について

酒粕は、日本酒のもろみを搾るときに残る固形分です。米や米麹、酵母が関わる発酵の過程を経て生まれ、食品としても使われます。香料では、その芳醇な香りを抽出した素材や、発酵を思わせる香りの表現として扱われます。

香りの特徴

発酵由来のフルーティな芳香に、米を思わせるまろやかな甘さや、柔らかな厚みが重なります。果実の果汁そのものを描く香りとは異なり、酸味だけでなく熟した印象と丸みが感じられます。日本酒の種類や製法によって、元の酒粕の香りにも違いがあります。

香水での使われ方

フルーティな構成に発酵の奥行きを加えたり、穏やかな花や木とつなげたりする素材です。淡い花の香りと合わせると柔らかさが、乾いた木と合わせると芳醇さとの対比が生まれます。甘いグルマン調だけに限らず、透明感のある香りにも使えます。

豆知識

酒粕は、料理や甘酒にも使われる身近な醸造の副産物です。香りを取り出して活用することは、食品加工で生まれる素材に別の価値を見いだす方法にもなります。食材としての味と、香料としての芳香は、それぞれ異なる楽しみ方を持っています。

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