レインアコード
雨のあとの湿った空気や地面を思わせるアコードです。水の清涼感に、土や草木の陰影を重ねます。
アクアティック
レインアコードについて
レインアコードは、雨や雨上がりの空気を香りで表現する組み合わせです。雨水そのものを抽出した単一の原料ではなく、水の清涼感や湿った地面、草木の気配などを組み合わせて作る香りの題材です。使う素材や重点の置き方は、香水ごとに異なります。
香りの特徴
涼しい水の感覚に、湿った土や葉の陰影が重なります。明るく澄んだ雨もあれば、舗道や地面を思わせる暗い湿り気もあります。ペトリコールと呼ばれる雨上がりの地面の香りに近い表現を含む場合もありますが、雨のアコード全体が必ずその一つの効果だけでできているわけではありません。
香水での使われ方
ローズやグリーンノートに合わせると、花束や葉が雨に触れたような空気感を作れます。ベチバーやパチュリと組み合わせると、湿った街路や土の深みへつながります。公式に構成素材が示されないアコードは、特定の香料分子や配合比を推測で割り当てません。
豆知識
雨の香りの記憶には、その土地の地面や植物、舗装材なども関係します。そのため、香水でいう雨は透明な水だけに限らず、周囲の風景を含む表現になります。水のノートと雨のアコードを区別すると、その場の湿度や地面の印象まで捉えやすくなります。
