ポンカン
ポンカンの果皮に由来する、甘く明るい柑橘の香りです。みかんを剥いたときの瑞々しさと、果皮のほろ苦さが広がります。
シトラス
ポンカンについて
ポンカンは、みかんの仲間である柑橘です。香料として用いるのは、果汁そのものよりも果皮に含まれる精油です。果皮から精油を取り出す研究では、柑橘らしい香りに関わるリモネンが主な成分として確認されています。
香りの特徴
皮を剥いたばかりのみかんを思わせる、明るく甘い香りがあります。レモンの鋭い酸味よりも、熟した果実の丸みや温かさが目立ちます。果皮のほろ苦さが甘さに輪郭を与え、軽やかなシトラスを作ります。
香水での使われ方
香りの立ち上がりに、果実の輝きと親しみやすさを添えます。サンダルウッドの柔らかさや、ネロリなど白い花の香りとも合わせやすい素材です。ジンジャーや胡椒を重ねると、甘い果皮の印象にきりっとしたアクセントが加わります。
豆知識
柑橘を剥くときに漂う香りは、皮にある小さな油の袋から放たれます。果汁加工のあとのポンカン果皮からも精油を得られるため、食品加工で残る部分を香りの資源として活用する研究が行われています。
