ミッティ アター
焼いた土の香りを蒸留し、サンダルウッドの油に移す伝統的なアター。雨が乾いた大地に触れたような土と木の香りを持ちます。
アーシー
ミッティ アターについて
ミッティ アターは、インドのカンナウジに伝わる、土を原料としたアターです。焼いた粘土や素焼きの器のかけらを蒸留し、その香りをサンダルウッドの油に移す方法でつくられます。花や葉の精油とは出発点が異なり、土と受け止める油の両方が香りに関わります。
香りの特徴
乾いた大地に最初の雨が触れたときの、ひんやりした土の感触を思わせます。ミネラルな輪郭と焼いた土の温かさに、サンダルウッドの柔らかな木の香りが重なります。雨の匂いを表すペトリコールというイメージと関係しますが、その印象を再現する合成アコードすべてを、この伝統的な蒸留香料と呼ぶわけではありません。
香水での使われ方
土を主題にした香水や、森、根、木を描く構成に取り入れられます。木や樹脂の深みを支えながら、花とは違う静かな質感を加えられる素材です。伝統的なデグ・バプカの方法では、蒸気を冷却した受器へ導き、香りを油に受け止めます。原料の土、基材の油、つくり手の扱いによって、出来上がりの濃さや木の印象は変わります。
