マルトール
キャラメルやバタースコッチを思わせる、温かく甘香ばしい香り。
アロマティック
マルトールについて
マルトールは、甘く加熱した砂糖を思わせる香りを与える**合成香料原料**で、自然界にも存在する有機化合物です。香水では主役の香りというより、甘さを補って全体を丸く、温かく、食べ物らしく見せる**補助的な素材**として使われます。ごく薄く使うと、カラメルや綿菓子だけでなく、希釈時にいちごジャムのような果実感へ寄ることがあり、グルマン系の甘い調香を支えます。PubChemでは白い結晶性粉末で、キャラメルやバタースコッチ様の香りとされています。
香りの特徴
化学名は3-ヒドロキシ-2-メチル-4H-ピラン-4-オン、CAS番号は118-71-8です。 植物由来の天然エキスや特定ブランドのアコードではなく、香料・食品の双方で使われる単体素材です。焼き菓子の皮、焦がし砂糖、マルト風の甘香を少量で補強したいときに向きますが、単独で強い個性を出す素材ではありません。
香水での使われ方
マルトールは、主役となる香調を形づくるほか、香りの質感や輪郭を補うアクセントとして用いられます。実際の印象は配合量と組み合わせる素材によって変化します。


