クロモジ
日本の山林に育つクロモジの枝葉から得られる精油。花を思わせる柔らかさに、ハーブや木の清々しさが重なります。
ウッディ
クロモジについて
クロモジはクスノキ科の落葉低木で、学名はLindera umbellataです。日本の山林に生育し、芳香を持つ枝葉を水蒸気蒸留して精油を得ます。枝や葉、木の状態によって、感じられる香りには違いがあります。
香りの特徴
花を思わせる柔らかさに、グリーンやハーブ、柑橘のような清々しさが重なります。木や樹脂の穏やかな余韻もあり、産地によってはスパイシーな印象が目立ちます。花の香りに関わるリナロールを含みますが、精油全体は一つの成分だけでは表せない複雑さを持ちます。
香水での使われ方
ウッディやアロマティックな香りに、明るさと柔らかな奥行きを加えます。柑橘やハーブと合わせると青々した表情が伸び、木の香りと重ねると森林を思わせる落ち着きが生まれます。産地や抽出する部位によって、同じクロモジでも表情が変わります。
豆知識
茶席で和菓子に添えられる菓子切りにも、クロモジの枝が使われます。木の姿を残した道具として、その清々しい香りに触れられます。
