フィクソリド

トナリドやAHTNの名でも知られる合成ムスク香料。清潔なムスクに、粉っぽさと穏やかな木や花の表情を添えます。

ムスク

フィクソリド(トナリド、AHTN)の分子構造を示すPubChemの図。

フィクソリドについて

フィクソリドは、トナリドやAHTNの名でも知られる合成ムスク香料です。分子に複数の輪を持つ、多環式ムスクの仲間に入ります。化学名はアセチルヘキサメチルテトラリンで、ムスクの芳香を持つ白色から淡いクリーム色の固体として、香りを作るために使われています。

香りの特徴

清潔なムスクの感触に、粉を思わせる柔らかさと、穏やかな木や花の表情が重なります。なめらかさを思わせるムスクの中に、細かなパウダリーな質感があることが特徴です。花の甘さや木の乾いた輪郭を、柔らかなムスクの感触でつなぐ材料として捉えられます。

香水での使われ方

ムスクのベースやフローラルの構成、清潔な感触を中心にした香りに使われます。花の周囲へ柔らかさを添えたり、木の香りをムスクの質感に合わせたりする役割を担います。香水のほか、石けんや洗浄用品などの香りにも使われ、暮らしの中で感じる清潔なムスクの表情につながる香料です。

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