シダーモス
樹木に着生する地衣類に由来する名称。湿った落ち葉や乾いた木、樹脂を思わせるアーシーな質感で、香りに森の陰影を与えます。
アーシー
シダーモスについて
シダーモスは、香料取引で樹木に着生する地衣類に使われてきた名称です。地衣類は菌類と藻類などが共生する生物で、庭に生えるコケとは異なります。木から採るシダーウッド精油とも別の素材です。産地や流通の歴史によって、この名前で扱われる地衣類の種類には違いがあります。
香りの特徴
湿った落ち葉や森の下草、乾いた木を思わせる、アーシーでウッディな香りです。緑の青さだけでなく、樹脂の温もりやほのかな革の印象も重なります。明るい葉の香りより、木陰の土や苔むした幹を感じさせる落ち着いた質感が特徴です。
香水での使われ方
香りの土台として、シトラスの明るさに陰影を与え、花やハーブを木の余韻へつなぎます。ベチバーやパチョリと合わせると森の奥行きが深まり、ムスクと組み合わせれば、土や木の輪郭を柔らかく見せられます。シプレやフゼア、レザー、ウッディの構成で、清潔な爽やかさに自然の複雑な手触りを重ねる役割を持ちます。

