ブラックスプルース

クロトウヒの葉の清々しさに、乾いた木と柔らかな樹脂の温かさを重ねるノート。

ウッディ

Black Spruce

ブラックスプルースについて

ブラックスプルースは、クロトウヒという針葉樹、ピケア・マリアナを示すノートです。精油は針状の葉を水蒸気蒸留して得られます。香料としては、森林を思わせる清々しい芳香に、木や樹脂の温かさも持つ素材です。単に暗い色の木を示す名前ではなく、植物の種類を表しています。

香りの特徴

入口には、空気が通るような明るさと針葉樹の清々しさがあります。その後には、乾いた木の表情と穏やかなバルサム調の温かさが感じられます。涼しい緑だけでも、甘い樹脂だけでもない、森林の芳香を構成するノートです。香水の中では、周囲の柑橘、スパイスや木によって印象が変わります。

香水での使われ方

レモンなどの明るい柑橘と組み合わせると、果皮の爽やかさに森林の輪郭を添えます。ペッパーやクローブと並べれば、青い針葉樹と温かな刺激が対照になります。ベチバーやムスクは、乾いた木の印象をより落ち着いたベースへつなぐ組み合わせです。キレーサのディレクトゥスでは、ミドルにブラックスプルースを置き、クローブ、イモーテル、ホワイトペッパーと重ねています。

葉を使うウッディ素材

木の印象を持つ香料でも、使う部位が幹とは限りません。ブラックスプルースの精油は、針状の葉から得られる素材です。フロリハナの技術資料は、カナダ産の葉を水蒸気蒸留した精油として記載しています。香水のノート名は香りの主題を示すもので、個々の処方の産地やメーカーを決める情報ではありません。

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