バルサムオブギレアド

歴史的に、由来の異なる複数の芳香樹脂や樹木に使われてきた名前。樹脂や木の芽を思わせるバルサム調の解釈で、香りに温かな深みを添える。

バルサミック

Balm of Gilead

バルサムオブギレアドについて

バルサムオブギレアドは古くから伝わる芳香の名前で、ひとつの植物だけを指すわけではありません。中東で樹脂を出す低木(Commiphora gileadensis)のほか、北米のバルサムポプラなどポプラの仲間や、一部のモミにも、この呼び名が使われてきました。互いに近縁ではない植物が、同じ名前を共有しているのです。

香りの特徴

香りとしては、樹脂を思わせる**バルサム調**の温かさを軸にした解釈が考えられます。名前が指す植物によって、木の芽のような青み、樹脂のとろりとした甘さ、針葉樹らしい清々しさなど、思い浮かぶ表情は変わります。どれかひとつの香りに決めつけず、幅のある名前として受け止めるとよいでしょう。

香水での使われ方

樹脂や木の芽を思わせる温かさを、花や木の香りに添えるノートとして捉えられます。明るいハーブや柑橘に対しては苦みを含んだ奥行きとなり、アンバーの中では樹脂らしい厚みを描く手がかりになります。

このノートを持つ香水