アルメニアンウッド
木とアンバー、甘い樹脂をつなぐ、温かく柔らかな調合香料のノート。
ウッディ
アルメニアンウッドについて
アルメニアンウッドは、温かな木やアンバー、樹脂を思わせる調合香料のノートです。フィルメニッヒのアルメニアンウッドベースは、シャム産ベンゾインの香りを中心に組み立てたベースとして紹介されています。名称はアルメニアに生える特定の木の品種や、その木から採れる精油を意味するものではありません。
香りの特徴
ウッディとアンバーの領域をつなぐ、柔らかく温かな印象が中心です。ベンゾインを思わせる甘い樹脂の表情が、乾いた木の輪郭に丸みを添えます。硬く尖った木だけを描くよりも、落ち着きや包み込むような質感を加える表現として捉えられます。香水の中での強さや甘さは、周囲の花や木、樹脂との組み合わせによって変わります。
香水での使われ方
花の柔らかさを温かなベースへつなぎたい構成や、木と甘い樹脂を重ねる構成に合います。ベンゾインやバニラと並べれば丸みのある甘さが、アガーウッドと組み合わせれば木の陰影が表れます。キレーサのディムチェリーでは、桜の花やスミレの葉を、ベンゾイン、アルメニアンウッド、アガーウッド、アンバー、バニラが支えています。
香りの付いた紙からの着想
フィルメニッヒは、室内で燃やして香りを広げる伝統的な紙を、このベースの着想として挙げています。燃やす紙の香りを調合香料として表したもので、紙そのものを香水へ入れるという意味ではありません。ノート名は香りの表現を示し、個々の香水の処方や、使用したメーカーまでを決める情報にはなりません。
