バレンシアガ

構築的なクチュールと現代的な前衛性を、服と香りの両方で更新し続けるメゾン。

Spain / France

Balenciaga ロゴ

Balenciaga(バレンシアガ)

ブランドの歴史

Balenciaga(バレンシアガ)は、Cristobal Balenciaga(クリストバル・バレンシアガ)が1917年にスペインで創業し、1937年にパリへ進出したメゾンです。彫刻的なシルエット、布を建築のように扱う構成力、身体との距離を計算したラインで知られます。香水史では、1947年のLe Dix(ル ディス)が重要な起点です。パリの拠点だった10 Avenue George Vに由来する名を持ち、服飾の記憶と香りを結びつけました。

フィロソフィーと特徴

バレンシアガの魅力は、美しさを甘く丸めず、緊張感、構築性、少しの違和感まで含めて提示するところにあります。現代のブランド像では、アーカイブの重みとハイテク素材、ストリート、ランウェイの強い視覚性が重なります。香水でも、可憐な装飾より、服の輪郭、素材の冷たさ、メゾンの記憶をどう嗅覚化するかが重要です。精密さと詩情、天然香料と科学的な革新、過去と現在という二項をぶつけ、その緊張をデザインへ変える姿勢が一貫しています。

代表的な香水

代表的な香水としては、Le Dix、Quadrille、Florabotanica、Rosabotanicaなどが語られます。2025年には、メゾンのアーキビストによる15年の調査で再発見された1947年のボトルを基点に、10作品からなるフレグランスコレクションを発表しました。再現されたボトルはリフィル可能で、丸いガラスキャップと手結びのリボン、時を刻んだようなパッケージを備えます。Le Dixをそのまま復刻するのではなく、アーカイブを現在の技術と素材で再解釈することが、コレクション全体の核です。

このブランドの香水